塔
制作は最終段階に入ったように思います。
気候が良くなってきたのも手伝って
私の制作に向かう集中力の状態もかなりいいです。
2週間前には、疲労が蓄積して(たぶん)
投げ出したいような気持ちにもなってました。
制作にもやはりインターバル(休養)はいりますね。
絵は感覚で描くものですが、
単なる思いつきや、動機が弱いテーマだと
制作を長時間持続するには耐えれないものかもしれません。
ならばこそ、構想段階でこれから描く絵に、
どのような意味が自分にあるのか?
見る人に何を感じてもらえるか?
また、見る人にどんなものを与えることができるのか、
ということまで意識して、
感覚ではない、言葉の意識づけを最初の段階でやっています。
それは描いているうちに、スライドして
意味付けとは違った方向に行く場合もありますが、
最初とは大きくずれることはりません。
今回は「仏教の終焉」というような大それたことを考えていました。
仏教の終焉、それは、モラルの終わりでもあるんでは、、
今の社会から感じる今後の遠くない未来に来るカオス
そんなことを考えて始めました。
仏教の象徴として法隆寺の五重塔をモチーフにしました。
そして法隆寺と五重塔を描くために調べていると
いろんことが知識として入ってきました。
そして
是非、読んでおこうと思ったのがこの本です。
本ーこれいいよ vol.17
梅原 猛 著作集 9
「塔」
梅原 猛
集英社