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浜本隆司ブログ オーロラ・ドライブ

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浜本隆司のブログ

夜明けの絵画

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小林古径「清姫」1930


きっかけは「日本画が面白いよ〜」
ということを言いたくって始めました。

「オーロラドライブ」には、
「日本絵画の星」というカテゴリがあります。
室町時代から江戸後期まで
日本人画家として知っておくべき絵師を36人
時に教科書的に時に個人的嗜好の視点で紹介してきました。

ぱっぱっとテンポよくいきたかったのですが、
その画家のことを調べたりしていると、どうしても簡単にいかなくて、
(薄い内容でもそれなりに自分でソシャクしてるつもり)
2015年4月から最近まで約3年間で36人、
月に1人みたいな超スローなペースになってしまいました。



一応、江戸後期の歌川国芳までで、一区切りとし、
これからは
「日本絵画の星(近代編)」という新たなカテゴリで
あまり知られていなくても、それまで以上に面白い絵画を
沢山紹介していこうと思います。

江戸後期に入って西洋画の存在が
鎖国の国、日本でも知られるようになり、
その克明な写実性と透視図法による遠近法に、
多くの画家が憧れを持つようになります。

そして、伝統的な日本絵画に西洋画の技法を
取り入れるようになっていきます。

今の視点からいうと、
平面性の強い日本絵画と疑似三次元空間を追求した西洋絵画は
全く違う対極にあるものといってよく、
その2つをひとつの画面にひとつにするには
大きな矛盾をかかえることになります。

その、矛盾をどのように絵のなかで解決し
自身の絵の世界として展開するか、
画家たちの静かな戦いの姿を見ることになります。

結局それは、
私たちの文化全体の矛盾とイコールといっていいでしょう。
完全なる「和」の世界に開国による
「洋」が入ってきて、
どう折り合いをつけるかといったことと同じだったと思います。


まぁ、堅苦しいこともありますが、
絵は基本的にエンタテイメント。

しみじみと、先人達の美の世界を味わっていきましょう。


お楽しみに。









by hamaremix | 2018-02-17 08:38 | 日本絵画の星(近代編) | Comments(0)