お店の記憶
米問屋北村屋が立ち退きに、
そして
店の小品の売り物、棚、経理帳、丁度など全てを
整理して何も無くなってしまったお店のなか。
佇む御霊さんと息子。
かって、
私の両親が営んでいた文具店をたたむ時のことを
思いだしました。
あっけなく終わってしまったものの、
たぶん50年もの長い間、ここで汗水ながして
生きてきた場所。
息子にとってはなんとも言えない、
寂しさがありましたが、
この場所に感謝の気持ちがわき上がってきたものです。
しばらくはカーテンを閉めたままのお店で外観は残っていましたが、
ある時、
お店のあったところにマンションが建っているのを見ました。
ここに両親の生きた証しは無くなってしまい、
私たちの記憶の中にしか存在しなくなりました。
そして
私たちが無くなってしまえば、
ははん、当たり前ですが、
誰もそのお店「かどや商会」のことを知る人もなくなるのです。
by hamaremix
| 2017-11-04 08:40
| ライフ
|
Comments(2)
Commented
at 2017-11-13 19:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
hamaremix at 2017-11-23 19:43
文具店の閉店は10年近く前の話でした。
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