リアル?アンリアル?
月曜日/梅田・DMOARTS ルクア1100B1F
谷川千佳個展「冬の融点」
谷川さんは
現代の日本に生きる若い女性のふわふわとして、、曖昧な
どこにも属していないような不安感を表現しているのではないか
と私が勝手に思っています。
今回はスプリング・カラーが多く使われていたので、
明るいイメージの絵が多かったです。
誰もいない夕暮れの街、空に電線がデフォルメして描かれた絵は
現実感の強さが今までに無かった作品で良かったです。
3/22までです。
土曜日/谷町6丁目・spectrum gallery
亜鶴 個展 「CARTOON」
去年の個展からもう、1年も経つのですね〜。
新しい展開がありました。
これまでの表現主義的な描写に加え、
抽象絵画的筆触やポップなイメージのカラーが導入されてました。
まぁ、相反する表現をひとつの画面で化学反応させながら
定着させるという、
二律背反的な難易度の高い手法に取り組んでいました。
新しい展開を始めた模様でした。
28日まで 火・水・木 休廊ですよ。
日曜日/神戸元町・トアロード画廊
善住芳枝 展
毎年この時期に行われている恒例のトアロード画廊での個展。
早くに行ったので、善さんもおられず、お客さんも居なかったので、
じ〜くりと観賞することができました。
善住さんの作品は現実の世界とは全く関わりが感じれれない抽象絵画です。
じ〜〜〜と画面を見つめていると
色彩(物質としての色)の化学反応を感じます。
しかも、爆発したようなイメージのある描写をされてます。
それが、美しい様相の2次元空間が奥行きをもって存在しているのですが、
その世界には私たち人間の価値観や意味は何もありません。
まさに意味の無い、意味を超えた世界があるのですが、
私はその意味の無い空間は、美しくみるものを誘うのですが、
何も無い2次元の世界は また怖すぎてとっても不安な気持ちになってしまいました。
皆さんはどのように感じれれるでしょうか?
27日まで、