究極に怖い絵
こんな絵があっていいのだろうか?
何のために?
衝撃が凄すぎて、1日引きずっています。
ズジスワフ・ベクシンスキー
(Zdzisław Beksiński、男性、1929年2月24日 - 2005年2月21日)
ポーランドの画家、写真家、芸術家。
気のいい、何言っても笑って許してくれそうなおじさん。
この故ベクシンスキーさんはとんでもない画家です。
私はこの歳まで全く知らずにいたのですが、
昨日若い人に「今、どんな画家が好き?」って聞くと
「名前は忘れたけれど、ポーランドのなんとかという画家です。
ミヒャエル・エンデみたいな絵」って言うから、
ファンタジーかなって思って、
調べてみたら、
これが、、、、、
ちょっと知らなければ良かった、と思う程、
哀しい、、、いや、あらゆる感情の衰退の先にある
虚無というか、無惨というか、死の周辺の世界です。
あるいは超孤独、封印された狂気みたいな、、、、
画家の紹介には「終焉の画家」とか書かれてました。
まさにです。
ちょっと閲覧注意ですよ。
気分が悪くなるかも知れませんので、、
最初はちょっとゆるやかなのを、、、
絵には全てタイトルはつけられてないそうです。
なんでしょう、これは、少しSFっぽいので、
これはまだしも受け入れられるのでは。
哀しい、、、狂気の気配。
死に繋がる性。愛のなれな果てか?
人間ですよね、、、、
人間の暗黒面というようなものを見せられたような、
暗い、気持ち悪い、怖い世界です。
しかし、圧倒的な表現力で持って、
見る人の目をそむけさせないものがあります。
グーグル画像に、もっともっと衝撃的な絵が大量に貼ってあります。
しかし、なぜ彼はこのような絵を描くのでしょうか?
彼は第2次世界大戦を経験しており、
ナチスのポーランド進出の体験が大きいのでは、、、
とウィキには書かれました。
彼の絵には希望や幸福、そして愛や友情といった人間が生きる上で、
肯定的になれるものが一切ありません。
戦争という人間の暗黒面がはびこった世界を通過した精神は、
絶望しか彼にもたらさなかったのでしょうか?
まぁ、絵の画風というものもあるので、
そうゆう世界を彷徨う旅を続けていたのかもしれません。
ひょっとして楽しんでいたのかもしれません。
邪推です。
ダリやエルンストといったシュールの画家たちも
人間のダークサイドを絵にしましたが、
それでも、愛や怒りエロスなどといった温かい面も含まれた表現があります。
ベクシンスキーにはそんなの全くないです。
完全なる虚無です。
究極の絵画26(究極の虚無表現)
ベクシンスキー 母子像(仮名)
最後にほんの少しだけ明るさを感じる(錯覚かも知れませんが、、)絵で、
しめておきます。
ベクシンスキー
概略
作品では、死、絶望、破損、廃退、廃墟、終焉などが描かれ、それは不気味さや
残酷さと同時に荘厳な美しさを感じさせる。
独特の世界観から多くの支持を得た画家である。
作品自体は退廃的で「終焉の画家」と呼ばれるほどだが、彼自身は人当たりが良く
少し内向的で、人との会話をよく楽しんだとして知られている。
だが、政治不信、マスコミ嫌い等があり、普段は隠居のように暮らし制作に没頭しており、
他の芸術に触れることも嫌ったため、ポーランド語以外は話さず、ポーランドから出る
ことも生涯なかった。
彼の作品にはすべてタイトルがついておらず、作品の理論付けや詮索を非常に嫌った。
作品を描く際は、常に大音量のクラシック音楽をかけており、どこにいくにもクラシック
音楽を共にしていた。
ベクシンスキーは、作品をバロックとゴシックと技法を分けており、
最後5年ほどに手がけた作品はほとんどがゴシックである。
1990年以降は、それらに加えて、コンピューターグラフィックスで写真の加工による
作品も手がけており、死ぬ間際まで関心を持ち制作をおこなっていた。
(ウィキ)
何のために?
衝撃が凄すぎて、1日引きずっています。
ズジスワフ・ベクシンスキー
(Zdzisław Beksiński、男性、1929年2月24日 - 2005年2月21日)
ポーランドの画家、写真家、芸術家。
気のいい、何言っても笑って許してくれそうなおじさん。
この故ベクシンスキーさんはとんでもない画家です。
私はこの歳まで全く知らずにいたのですが、
昨日若い人に「今、どんな画家が好き?」って聞くと
「名前は忘れたけれど、ポーランドのなんとかという画家です。
ミヒャエル・エンデみたいな絵」って言うから、
ファンタジーかなって思って、
調べてみたら、
これが、、、、、
ちょっと知らなければ良かった、と思う程、
哀しい、、、いや、あらゆる感情の衰退の先にある
虚無というか、無惨というか、死の周辺の世界です。
あるいは超孤独、封印された狂気みたいな、、、、
画家の紹介には「終焉の画家」とか書かれてました。
まさにです。
ちょっと閲覧注意ですよ。
気分が悪くなるかも知れませんので、、
最初はちょっとゆるやかなのを、、、
絵には全てタイトルはつけられてないそうです。
なんでしょう、これは、少しSFっぽいので、
これはまだしも受け入れられるのでは。
哀しい、、、狂気の気配。
死に繋がる性。愛のなれな果てか?
人間ですよね、、、、
人間の暗黒面というようなものを見せられたような、
暗い、気持ち悪い、怖い世界です。
しかし、圧倒的な表現力で持って、
見る人の目をそむけさせないものがあります。
グーグル画像に、もっともっと衝撃的な絵が大量に貼ってあります。
しかし、なぜ彼はこのような絵を描くのでしょうか?
彼は第2次世界大戦を経験しており、
ナチスのポーランド進出の体験が大きいのでは、、、
とウィキには書かれました。
彼の絵には希望や幸福、そして愛や友情といった人間が生きる上で、
肯定的になれるものが一切ありません。
戦争という人間の暗黒面がはびこった世界を通過した精神は、
絶望しか彼にもたらさなかったのでしょうか?
まぁ、絵の画風というものもあるので、
そうゆう世界を彷徨う旅を続けていたのかもしれません。
ひょっとして楽しんでいたのかもしれません。
邪推です。
ダリやエルンストといったシュールの画家たちも
人間のダークサイドを絵にしましたが、
それでも、愛や怒りエロスなどといった温かい面も含まれた表現があります。
ベクシンスキーにはそんなの全くないです。
完全なる虚無です。
究極の絵画26(究極の虚無表現)
ベクシンスキー 母子像(仮名)
最後にほんの少しだけ明るさを感じる(錯覚かも知れませんが、、)絵で、
しめておきます。
ベクシンスキー
概略
作品では、死、絶望、破損、廃退、廃墟、終焉などが描かれ、それは不気味さや
残酷さと同時に荘厳な美しさを感じさせる。
独特の世界観から多くの支持を得た画家である。
作品自体は退廃的で「終焉の画家」と呼ばれるほどだが、彼自身は人当たりが良く
少し内向的で、人との会話をよく楽しんだとして知られている。
だが、政治不信、マスコミ嫌い等があり、普段は隠居のように暮らし制作に没頭しており、
他の芸術に触れることも嫌ったため、ポーランド語以外は話さず、ポーランドから出る
ことも生涯なかった。
彼の作品にはすべてタイトルがついておらず、作品の理論付けや詮索を非常に嫌った。
作品を描く際は、常に大音量のクラシック音楽をかけており、どこにいくにもクラシック
音楽を共にしていた。
ベクシンスキーは、作品をバロックとゴシックと技法を分けており、
最後5年ほどに手がけた作品はほとんどがゴシックである。
1990年以降は、それらに加えて、コンピューターグラフィックスで写真の加工による
作品も手がけており、死ぬ間際まで関心を持ち制作をおこなっていた。
(ウィキ)
by hamaremix
| 2016-01-22 21:12
| アート
|
Comments(6)
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by
亜鶴
at 2016-01-24 00:21
x
僕みたいにサブカルの文脈から入った人には結構有名な作家ですよ(笑)
多分HRギーガーとかと同列にあげられる様なレベルだと思います。
パズル書いてた子も好きって言うてました
どの世代にも退廃的なのが好きな人って一定数いますよね~
多分HRギーガーとかと同列にあげられる様なレベルだと思います。
パズル書いてた子も好きって言うてました
どの世代にも退廃的なのが好きな人って一定数いますよね~
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hamaremix at 2016-01-24 09:21
はは、そうだったのね。教えてくれたのはその「パズルの子」でした。ギーガなどはまだしも、エロティシズムの範疇にあってその香りを漂わせているけど、ベクさんはそれもないですね。
退廃好きは若い時の「はやり病」のようなもので、音楽のメタルなどもそんなものかも知れない。
そうそう、この月曜日亜鶴にあげようとCD持ってたんだけど、渡すの忘れてた。今度わたすわ。
退廃好きは若い時の「はやり病」のようなもので、音楽のメタルなどもそんなものかも知れない。
そうそう、この月曜日亜鶴にあげようとCD持ってたんだけど、渡すの忘れてた。今度わたすわ。
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junchan1117 at 2016-09-01 04:39
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yuurakuotozaemon at 2016-09-01 20:28
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hamaremix
at 2016-09-03 08:09
x
初めまして。書き込みありがとうございます。私自身も近年この画家の絵を知って衝撃を受けました。こんなにも希望の絶たれたイメージがあっていいのかぁー、と思いました。人の絶望の深さを知り、言葉を無くしてしまいました。しかし、これも人の感情なんですね。
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hamaremix
at 2016-09-03 08:14
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遊楽さん、地獄ですか。その地獄でとことん人間性を失い、悲しみや、痛みさえこえ、ココロが灰のようになってしまってるのを感じるのが、最も怖いです。