海人の星
岬といえば灯台。
その灯台の近くに行ってみたくなります。
室戸岬の灯台は国道55号にU字囲まれた室戸山の山頂近くにありました。
行くにはその山を登らねばなりません。
道の案内に徒歩20分とあります。
それに
「灯台には車では行けません」
とも書かれてます。
後で分ったことですが、すぐ側まで車で行けたのです。
歩くのは好きなので、
徒歩で行くことにしました。
その道はお遍路道とも書かれていました。
国道から少し入ると、
人が殆ど歩いてないように見える
獣道の様相。
道は枝や若葉で埋め尽くされて
見えない状態でした。
若葉や青い枝がこんなに落ちているというのは
先週の台風の仕業だと気づきました。
ひえ〜、大丈夫だろうか?
ちょっと不安になりましたが、
先に男の方の姿を発見して、
歩けることを確かめて入っていきました。
結構な急な坂道、
でもお遍路さんはお年寄りの方が多いはずで
ばてても行けるはず。
やはり倒木もあり、
地面は滑りやすく、
急な坂、
汗だくになりました。
途中二人ほど休まれてる年輩の方に
挨拶をして、そこは
疲れてないふりで
先を越して行きました。
こうゆう見栄をはってる時って、
疲れを感じないんですよね。笑
上に山の斜面がなくなった時に
お寺の山門が見えてきました。
おお、着いたぁ〜。
ここは
四国八十八カ所霊場巡りの
高知に入っての最初のお寺
第24番礼所
最御崎寺(ほつみさきじ)
山門を抜ける時に、礼。
中に入っていき、
本堂。
空海が彫ったとされる
虚空蔵菩薩にご挨拶しました。
朝もやの最御崎寺
へんぴな場所のお寺と思いきや、
綺麗に保たれていて、
こんな朝から、
まぁまぁ、お礼参りにこられてました。
また山門で、礼。
さてさて、
灯台は近くにあるはず、
左←灯台、右→駐車場
えっ、駐車場あるやん。だまされたぁ、
最御崎寺から今度は下り道を少し行くと、
見えてきました。
太平洋をバックに大きい!
普通は灯台って見上げることになりますが、
室戸では、ほぼ見下げる感じになるのが面白いです。
灯台目線で海を望みます。
余談です、
後からきた親子さんに写真を頼まれました。
「親子やけど、一緒に撮ろう。」
ってお父さんが娘につぶやいて、、、
露出を変えて2枚シャッターを切ってあげました。
で、その父娘に間にあったのは、
「恋人の聖地」
なる小さなモニュメントでした。
なんのゆかりもないであろう、
とってつけたような命名とモニュメント。
ロマンティックに飾ろうとしているのだろうけど、
「軽〜、かるすぎ。」