歌川国芳
歌川国芳 「宮本武蔵の鯨退治」
寒いけど今日行くしかない!!
と神戸大丸まで、駆け足で行ってきました。
僕が見たかったのは大判三枚続(3枚縦の版画を横につなげたワイド画面)もので、
その絵の構図の作り方を調べたかったのですよ。
歌川国芳は1797に生まれ1861に没した幕末の江戸絵師です。
歌川豊国に12歳の頃弟子入りし、
30歳で「通俗水滸伝」でブレイクしたという。
過去の英雄を描いた「武者絵」ですが、
この宮本武蔵の絵もその「武者絵」と呼ばれるものでしょう。
展覧会の最後のコーナーに「英雄たちの大冒険」というくくりで
並べられた絵は本当に凄かったですね。
日本のそれまでの絵で、こんなに人物を生き生きと描いた
絵はなかったのではないでしょうか。
どれも風景と人物を配した構図の作り方が素晴らしいです。
この「武蔵」も何処かで見たことがあると思いますが、
実際の大きさはB4を横に三枚つなげたぐらいの小さなものですが、
見ていると頭のなかで
極限にまで大きくイメージが膨らみます。
実際のにはあり得ない風景を絵にする構想画です。
国芳はこの構想力がはんぱないですねぇ。
ウ〜〜〜ん、凄いとした言ってない。汗
言えない、、、、
国芳の弟子に月岡芳年がいて、
これまた三島や谷崎が絶賛したというほど凄いんですが、
先ずは国芳を追跡してみます。
そうそう国芳は大の猫好きで
6匹も飼ってたそうです。
猫絵もいっぱいありました。
遊楽さん、ほら、行かねば!笑
歌川国芳展
〜奇想の浮世絵紙による江戸案内〜
大丸ミュージアム神戸
1月28日まで
ところで、
お食事所で「宮本むなし」ってあるけど、
あの「むなし」ってなに???
やっぱり構図って大事ですね…
思うにあずも北斎ではなく、国芳や芳年でしょう♪
金魚とか蛙の鳥獣戯画のような絵が見たかったんですが、なかったので残念…(T . T)
そういえば、歌川国芳の出てくる、「ひらひら」(太田出版刊)というマンガがありますよ。
冒頭で鯨を見に行ってスケッチするシーンが出てきます。
今回は江戸の生活みたいなのが大テーマだったので、猫以外はなかったですねぇ。それは残念です。
前に大阪市立美術館でやった時は400点もあったそうですよ。見てないんだけど、、、。
「ひらひら」ですか、チェックしてみます。ありがとう。