人様に物を語るような仕事

今日は『スタジオ・ジブリ』の営業部の荒井氏お招きしての講演が
校内(大阪美術専門学校であるというので研究科のあといとこさんと聞きに行きました。
d0218056_2149769.jpg


講演はキャリアサポートセンターの主催なので、
『スタジオ・ジブリ』の会社としての成り立ちと仕事内容が聞けるというものでした。
でも、アート系の学校で学ぶ生徒さんに向けての講演なので、
制作に関するの興味深い話も沢山聞くことが出来ました。

聞いていて特に感心したことは、
予想以上に『ジブリ』のアニメ作品は
リアリティを出す為に現地取材や人間の動きのリアリティを追求しているということでした。

『ジブリ』に顕著なように、日本のアニメは
人体の現実感あまりこだわらないのだけど、
その分
背景描写や動きには相当な研究を重ねてきていると思います。
私も「トトロ」以降の『ジブリ』作品の背景にはとても注目して見ています。

今まで見たこともない、何でもない日本の街並を
美しく表現していることに感動をおぼえたからです。

その感動の根拠が徹底した取材によるものであることを
確認できただけでも今日は良かったです。

例えば
「ハウルの動く城」の音響にしても
カフェのシーンではわざわざ、フランスのカフェに音を録りに行ってるとか、
料理のシーン音では、
本当に映像と同じ料理を使って音を録るというこだわりです。

宮崎駿さんの映像も沢山見ることができました。

宮崎さんが、命を削って制作していることはみんな知っていますが、
そのことにご自身がふれて、
「他人の子供さんに物語を聞かせるような仕事をしている人間は
命を消耗してやるようでなければならないんですよ。」
と語られた場面があって、そこに一番私は感動しました。

表現者の社会的責任というものでしょうか、
大きいものを背負う覚悟が半端ではないですね。


荒井さんからは
『ジブリ』の極秘情報を聞かせてもらいましたが、
残念ながら、それはここでは言えませ〜〜ん。www



さて学校の絵画専攻の2年生は
今日が卒業制作の最後の制作日でした。

半年間かけて描いた2枚の100号が
出そろいました。
今年も力作が沢山生まれましたね。(ひいき目ではありません。)
お疲れさまでした。


画像は少し前の学校のアトリエです。


d0218056_22294229.jpg

by hamaremix | 2012-01-26 22:40 | 日本の美 | Comments(3)

Commented by みずしま at 2012-01-27 00:24 x
ジブリの秘密の話も気になりますが(笑)、そういえば、卒業制作の季節なんですね。
季節感なく働いていると、わからなくなります。でも、学校は違えどなつかしいー!
私もなにか描かなければ…という気になります。
写真の、螺旋階段?化石?の絵、好きです。
100号の絵なんて描いたことないから、体力も気力も必要だなあと尊敬します。
Commented by hamaremix at 2012-01-27 10:12 x
水島さん、大阪美術専門学校の絵画は2年目から100号で描くことにしてるんですよ。かなりハードの高いことを求めています。けれど半年ぐらい経つと、この大きさにも慣れてきて、描くスケール感が大きく育つんだと思いますよ。

季節感ということでは、女子は卒業式に何着ようかとか話してますね。

大阪総合は毎年2月14日が卒制の締め切りです。覚えてる?
Commented by yuurakuotozaemon at 2012-01-27 20:59
今晩は、遊楽です。ずいぶんブログが充実してきましたね。
このコメントのやりとりとかいいと思います。
やはり教師の責任感や、自覚や、いい方向に成長してくれたらと思いが伝わってきます。
そろそろチラシを作ってくださいね。期待してますよ