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浜本隆司ブログ オーロラ・ドライブ

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スティーブン・キングの「グリーンマイル」を読み終えた。

そしてすぐさま、映像で追体験をしたかったので
以前に見た映画の「グリーンマイル」もDVDで見た。

昔、何処で誰と見たのか、映画館で観たのかそれともビデオで見たのかも
さっぱり思い出せないんですが、
多分もう15年も前のことです。

トム・ハンクスが主演だったのすら忘れていました。

黒人死刑囚のジョン・コフィーの姿と
刑務所に現れたネズミのミスター・ジングルスのまるっこい黒い眼
ぐらいしか記憶に無かったのですが、
DVDを見ているうちに、どんどん色んなシーンで、
「みたみた」と確認できていったのが、面白い体験でした。

前に見たときと違うのは、
今回は小説でそのテーマとストーリーをしっかり把握していたので、
内容が当たり前だけど、よく理解できました。
前は、超自然現象(奇跡)の場面の意味がよくわからなくて、
謎だらけのもやもやとした観賞後でしたが、
15年ぶりにすっきりしました。
「グリーンマイル」のことは忘れていましたが、、笑)


小説の最終章で主人公が

わたしは恐るべき真実を悟ったー
救済と呪いのあいだには、本質的なちがいなどなにひとつありはしない、と。


語る場面がこの小説の大きなテーマなんだと思います。

救済=幸運、呪い=禍い
と言い換えてもいいかと思います。

幸運と禍いのあいだには、本質的なちがいなどないと。

起こるべき禍いは突如として何の前ぶれもなく起こる。


日本では徳を積んでいれば、いい事が起こるという考えがありますが、
この真実で言うと
どんだけ徳を積みかさねる生活をしていても、
禍いは訪れるということになるのでしょう。

とてもペシミスティック(悲観的)な考えではあるけれど、
真実でしょうね。

運というのは誰かがさいころを転がすように、
一がでることもあるし六がでることもあるのですよね。

だからといって人生に悲観的になることはないのですが、
あらかじめそう心得ていると、
大きな視野で人生を考える事ができるのではないでしょうか?


しかし、運のいい人、運の悪い人がいるのも事実です。

最近は自分に幸運がやってくるようにするにはどうすればいいかといった
「幸運の招き方」などのハウツーものの本がすごい多いです。

ラッキーカラー、ラッキーアイテムを身につけるとか、
パワースポットでいい気をもらうとか、
ネガティブな発送をしないとか。

私も多少、気にしたりしてます。笑

幸運も禍いも、偶然に訪れるということであれば、
最後はやはり、運を引き寄せるにはどうすべきかという占いみたいな所に
頼らざるをえないのは、これも人間の道理なのだと思います。


ここまで書いてきて、着地点が見えなくなってしまいました。汗

話を本に戻します。

「グリーンマイル」は死刑囚を電気椅子で死刑執行する看守主任の眼を通した話で、
読んでいて「禍い」や「死」がすぐそこにある話です。
もっとも尊い行いをした人でさえ殺されてしまったりします。

フィクションであっても
「禍い」や「死」提示されると、
私たちはビクッとして、背筋が伸び、
頭のなかがある種の緊張のなかに入っていきます。

上に書いたことはそんななかから思い立ったことです。


さしずめ今日はお盆で終戦記念日、
本来なら、こうした乾いた「死」の話ではなく、
祖先や日本人の精霊の話を温かくすべきだったのでしょうね。


この際最後に
「大塚国際美術館/西洋絵画300選」のなかから、
もっとも怖い絵を張っておきます。


「天国」でもなく「地獄」でもない、

死後の「無」の世界ですかね。

「無」は怖いです。「地獄」よりも怖いです。


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ベックリン 「死の島」1886

by hamaremix | 2012-08-15 11:26 | 文学 | Comments(2)
残暑お見舞い申し上げます。

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本を読んでいると、
「ふ〜む、まさにそのとおりだよ〜」と思える文章に出会えます。

今、借りて読んでるのが、
スティーブン・キングの「グリーンマイル」(1〜6巻)

ホラーとか絶対に読まないんだけど、
スティーブン・キングがどれほど素晴らしいかと
熱を込めて語ってくれた友人から、ならばと
1巻から読み終えたら2巻へと
順番に貸してもらっていて、やっと5巻まできました。
(本を読むのも漫画を見るにも、とてものろい私です。汗)

これ、昔、映画になった時に見ているのですが、
ストーリーは完璧に忘れていて、(笑)
ところどころ記憶に残っている場面を挿絵がわりに回想しながら読んでいます。

4巻ぐらいまでは、話の展開が遅く、
しかもテーマがどこにあるのかが分らなくて、
わりと我慢して読んできているのですが、
ここにきて、少しづつテーマの中心のようなものが見えてきました。
(映画も見たときもよくわかってなかったと思うのですが。笑)

貸してくれた友人は
「とにかく最終巻にキングの素晴らしさが分るはず」と言ってるので、
今、とても気持ちが入ってきました。

「この世界には善なるものが存在するし、そのすべては慈愛に満ちた神を源泉として、
世界のあちこちに流れている、と私は信じている。
しかし、またべつの力が存在することも信じている〜略〜
それは、わたしたち人間の善なる衝動を意識して破滅にみちびく存在だ。
悪魔のことをいってるのではない。
不和の魔物というべき存在だ。」


もう一冊。
今、枕元において
寝る前や寝起きに、ぱらぱらと読んで(見ている)いるのが、

「超訳 ブッダの言葉」

今、自分が考えていたりすることが、
ふいっと、眼に飛び込んでくるから、不思議です。


「自分の意見を押し通すことに成功してその味をしめてしまうと、
君は前より一歩ほど、さらに生意気な言い方をするようになるだろう。
 このように、自分の意見を押し通そうとするなら、それに失敗すると
イライラするうえに、成功しても生意気な性格に変わってゆくのだから、
ろくなことはない。心が濁ってゆくだけのこと。

この道理を知ったなら、むやみに意見を言い張ることから離れるように。」


はい、こころしておきます♡
by hamaremix | 2012-08-08 11:35 | Comments(6)