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浜本隆司ブログ オーロラ・ドライブ

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浜本隆司のブログ

カテゴリ:本ーこれいいよ( 6 )

一昨日に私が影響を受けたアーティストを紹介しましたが、

今日は、私が近年とても影響をうけた著書を紹介します。


その著書とはこれです。

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「 それでも人生にイエスと言う 」

です。



車の中でたまたまチャンネルを合わせたNHKラジオ

からこの著書の名を耳にした時に

衝撃をうけたタイトルでした。


是非、読んでみたいと思いました。


書いた人は

ヴィクトール・フランクル

オーストリアの精神科医、心理学者ですが、
今人気のアドラー、フロイトに師事し精神医学を学びます。



彼の経歴で最も凄いのは、第二次世界大戦時
あのアウシュビッツで囚われた
経験があるということです。


アウシュビッツ体験から、

人はどんなに究極に悪い状況におかれても、
希望を持つことが出来る、
また、良い行いを出来る人がある


ということを

実際に理解したのです。





彼の人生の哲学を要約したものが以下です。


多くの人は人生を「自分がしたいことをしてゆく場」と捉えてしまっている。

このような「私のやりたいことをするのが人生だ」という人生観(欲望中心の価値観)に対し、


フランクルは「私がなすべきこと、使命を実現してゆくのが人生だ」と述べているのである。


欲望中心の価値観では、

例えば病気や人間関係等のトラブルはただの邪魔なものとしか眼に映らないが、

「意味と使命中心の生き方」「なすべきことをなす生き方」では、

それらのトラブルは何らかの意味がある、と受け止められるようになる。


「これらの出来事を通して、人生が私に何かを問いかけてきている」

「私に何を学ばせようとしているのだろう?」

と受け止めることができるようになる、


といったことをヴィクトール・フランクルは言っている。


そして「人生が自分に求めていること」を見つけるための手がかりとして、

"三つの価値"を提示する。「創造価値」「体験価値」「態度価値」である。


創造価値

自分の仕事を通して実現される価値。

これは大それたものである必要はなく、例えば、調理、コピーとり、清掃などでも。

これによって助かる人、快適になる人がいる何かを提供している、

ということ。


体験価値

人や自然と触れ合う体験によって何かを受け取ることができ、

また何かが実現できる価値のこと。



そしてもとも大事なのは次で


態度価値

自分に与えられた運命に対してどういう態度をとるか。

それによって実現されてゆく価値のこと。


人生には、生まれつき決まってしまっている一種の「宿命」のようなものもあり、

「運命」とも言えるものもあり、

また生きている最中にはさまざまなことが起きる。


このような「与えられたもの」に対してどういう態度をとりながら生きるかによって、

その人の人生の真価がわかる、とフランクルは述べる。


そして、この態度価値だけは、(前述の二つの価値とは異なり)

人がいかなる苦境に追い込まれ、さまざまな能力や可能性が奪われても、

実現の可能性がたたれることはない、と述べる。


つまり、この価値をもってすれば、

人は息を引き取るその瞬間まで、人生から意味が無くなることは無く、


「人生の意味」は絶えず送り届けられ、発見され、実現されるのを待っている、

ということになるのである。




そう、人生はどんな宿命に遭遇しようとも

そこから意味を見いだせるのです。




たぶん!!!!




そう思いたいです、私も。





フランクルの考え方は私の中では

岡本太郎の考え方とも

繋がっています。




瞬間、瞬間が大切なのです。

よね。


by hamaremix | 2017-07-26 20:36 | 本ーこれいいよ | Comments(4)
読んでいると、人生に対する
とっても大事な視点に標準を合わせてくれる、、

そうゆう感覚になりました。

なくなった親戚のおばさん、双子のお兄さん、
離婚した両親と祖父母、
行方不明の元カレ、
父を亡くした姪っ子、


自分の身近にいる人と自分がどのように関わっていくのがよいのか、
起こってしまった不幸な出来事のなかでどうふるまうか
家族や親族に対する思いかた、

その考え方や、ふるまいかたが
大事なことを決して外さない、、、、、

それをさらりとなにげない言葉で語っていくよしもとばななさんは
ことばの達人であり、よりよく生きる考え方の達人
です。


久しぶりによしもとばななさんの小説を読みました。

これが、、、もう、、、滅茶苦茶よかったです。


いい考え方といい言葉がちりばめられています。


みなさん、明日、書店にいって、手にいれてください!!



本ーこれいいよ vol.5
「さきちゃんたちの夜」よしもとばなな 新潮文庫


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5編の短編の主人公のさきちゃんは、
みんな別人で

本の編集の仕事をしている早紀
現代美術画廊ではたらく紗季
民営の図書館でバイトする咲
乳児院ではたらく沙季
絵本作家の秘書みたいなことをしている崎と姪っ子のさき

の6人の「さきちゃんたち」の話が書かれいます。


時々、スピリチュアルな奇跡が、挿入されていますが、

それもなかなか感動的ですよ。



私が偉そうに言うのもなんですが、、、

以前読んだ他の作品でも素晴らしいものは沢山ありましたが、、

今回は、「成長したなぁ〜」ということと

ばななさんが50代に入って、「その年齢にふさわしい内容が書けてる」って

思いました。




ご本人もあとがきで、

「自分がこの年齢までに果たしたかった水準に達しているので、
長い間書いてきてよかったなぁと思います。」


と書いておられます。


そして

これから


「10年間は小説はほとんど書かず、いろんなことを学んでみようと思います」と。

あらまぁ〜の休筆宣言。


この短編集がひとつの記念碑的作品であることも自覚されたようなので、

小説としての水準が高いし、

でも、けっして難しくはないです、(そこが、すごい。)

彼女の思いが充分に込められた短編集であると言えますよ。





読んでみて!
by hamaremix | 2017-04-13 04:23 | 本ーこれいいよ | Comments(0)
四季がはっきりとある日本。
人間として思うに、日本人として生まれてよかった。

と世界のことをワイドに知るようになってからも特に、
多くの日本人はそう思ったのではないでしょうか?


中でも「春」を表現するものに、日本ほど多くの語法やビジュアル表現を
持つ国は稀のような気がしました。
春をイメージする、アルバム・ジャケットのデザインを探していた時に
ほんと、外国のものに春を表現したものが、ほとんど無かったんです。


そういえば、春のもつ色彩って、日本文化そのものではないか!
などと思いついてしまいました。

あの軽やかさ、フワフワ感、梅、桜、桃、などの薄紅色、
振り袖の艶やかさ、など、春の表現と言っていいのではないでしょうか。

もちろん日本には四季を表現するに、どの季節であっても、
世界一の語彙を持っていますから、
春だけが特別ではないですが、
世界を見た時に、春を表現するものが少ないだけに、
余計に際立って思えます。



そんな季節表現の豊かな日本を、
分ったような気になっても、全然、深くは知らないのが現代の日本人。

そんな私たちに、
古くから愛されてきた季節の旬を楽しく伝えてくれる本がこれです。

本ーこれいいよ vol.4
「日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー」白井明大 東邦出版

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旧暦にそって、季節の行事、和歌、旬の野菜、魚介を
上品なイラスト付きで教えてくれます。


喩えば、今日3月19日は
二十四の節気でいうと「啓蟄(けいちつ)」ですが、
その啓蟄が扉になってあります。

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啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すこと。
一雨ごとに春になる、そんな季節の気配を感じながら。


そしてさらに啓蟄は三つの候に分かれていて
初候、次候、末候とページが割かれています。

今日のページはこうです。

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見出しは
末候ー菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)
冬を過ぎたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。
やわらかな春の日を浴びて、羽がみづみづしく輝きます。
(新暦ではおよそ3月15日〜19日)

そして
小見出しに
「候の言葉」
「旬の虫」
「旬の魚介」
「旬の野菜」
「旬のメモ」
「旬の草花」
「旬の日」

とあり
「候の言葉」には夢虫ということばが紹介されています。

これとっても良いので全文載せておきます。

昔の人は、蝶のことを「夢虫」や「夢見鳥」と呼んでいましたが、
その呼び名は古代中国の思想家、荘子の説話「胡蝶の夢」に由来するそうです。

蝶になる夢を見たけれど、本当の私は蝶で、
いま人間になっている夢を見ているだけじゃないか、という話です。

夢と現が混じり合う幻想的な蝶のイメージは
昔も今も変わりありません。


深いですね〜。


そして
「旬の虫」としてやまとしじみ(蝶の種)
「旬の魚介」に青柳(貝の種)
「旬の野菜」は葉わさび
「旬のメモ」には、トマトとしそのサラダ
「旬の草花」はかたばみ
「旬の日」は十六団子の日



どうですか、とっても楽しいでしょ。




みなさんも、日本の七十二候を楽しみましょう!!!





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by hamaremix | 2017-03-19 10:45 | 本ーこれいいよ | Comments(0)
住吉ーすみよしー
大阪の初もうでは、やはり天満の天神さん、生玉さんと
並んで住吉さんですが、ここは、ちょっと郊外に遠出という感じで、
お参りのあと、ごちそうを食べたりして帰るので茶屋や料理屋が
周辺にたくさんありました。
住吉新地もあり、「住吉大社へ御参詣」という大義名分を持って、
みんな気軽に遊びに出掛けた。
この住吉を扱った話には「住吉駕籠」、それに「卯の日詣り」や小咄もあります。


真田山ーさなだやまー
大阪市天王寺区の真田山には、“真田の抜け穴”という、世にも不思議な、
わけのわからんものがあります。
何の目的なのか、本当に真田幸村が掘ったのかどうかもわからず、どの穴も、
4〜50メートルも行けばふさがってしまうのですが、四天王寺の西門近くの
一心寺あたりにまで通じるほら穴もあるとか。
真田山の近くの三光神社の境内にも穴がある。
小松左京氏が小説にも書いてますが、今でも大阪市内の住宅地の下に
あちこち空洞がある。明治の末から大正のころには、時々ドサッと民家の床が
落ち込んで、新聞に載ったりしました。


これは桂米朝さんの著書「米朝ばなし/上方落語地図」のなかの「住吉」の項目からの抜粋です。

この本は大阪を中心に古典落語に登場する上方諸地を
米朝さんが、古典落語の話をからめながら紹介してくれるという内容のものです。


本ーこれいいよ vol.3
「 米朝ばなし/上方落語地図」 桂米朝 講談社文庫

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この本は、私が上方諸地の歴史に興味を持つようになったきっかけになったものです。
もう、15年も前のことです。
落語は米朝さんよりも、世代の近い枝雀さんの方を愛聴していましたが、
落語の内容解説はこの本でお世話になりました。

私にとって、単に不思議な名前だけだった、「十三」。

十三ーじゅうそうー
十三という地名は、淀川の上流から数えてちょうど十三番目の渡船場があり、
十三番目の渡しが、いつの間にか、十三になったと聞きました。
十三のねえちゃんなどと、最初に言い出したのは藤田まこと君ですが、
現在の十三からは想像もつかない辺鄙な、そして閑雅な所だった。
野駆け(今のピクニック)でもしようということになると、
大阪の中心部からこの辺りまで出かけたものらしい。
当時はキツネなどもよく出たんでしょう。野施行(のせんぎょう)ということまでやった。



とあり、落語以外の所でも知識が広がり
読んだ時は自分の知ってる世界が、
予想もしなかった方向に深く広がっていったような気になりました。

過去の世界というのは、もう目には見えない世界です。
写真や画像が残ってはいますが、そこにも映っていない多くのものがあるはずです。
そうしたことはやはり、語り継がれるということでした、
残らないのです。


そうゆう過去の上方を知る上で、米朝さんのこの語りは
とても意味深いものだと思います。


落語を知らなくても、楽しめます。
逆にこの本から、落語に近づけるかも知れません。



解説には司馬遼太郎さんが「米朝さんを得た幸福」という一文を寄せられてます。



お出かけ前にちょろっと見てみる、そんな使い方がいかも。
by hamaremix | 2016-03-10 22:03 | 本ーこれいいよ | Comments(0)
20世紀というのは大量製造〜大量消費の始まりの世紀でした。

そしてそれは録音ということが可能になった音楽の世界でも同じでした。

これほど音楽が作られた時代はかつてあろうはずもなく、
そして数限りない音楽が録音され残されました。
そしてリスナーも
一生に聴く音楽の量もそれ以前の時代に比べ半端なく、
万単位の音楽を聴いたことでしょう。


しかし、しかし、後世になればなるほど淘汰され
残っていくであろう曲は、限られていくはずです。

そんななかで、明らかにビートルズは語り継がれ、
多くの曲が愛されてのこっていくと思います。

ポピュラー音楽の原点のような存在ですから、、、


今でも前世界中のアーティストがビートルズの曲をカバーし続けています。

ワールドスタンダードです。



で、私たち日本人のは英語の壁画高いので、
曲の理解は歌詞の面では情けないほどです、、、、

なので、
この本が大切です。

全曲網羅ではないのですが、たいがいの有名曲は収められています。

日本人の一家に一冊ですね!!


本ーこれいいよ vol.2
「 ビートルズ詩集」 訳・岩谷宏/シンコーミュージック


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ビートルズはポールとレノンが主に曲を書いていましたが、
後期にはジョージが作曲能力を開花させました。


歌詞の内容はジョンのものが、インパクト大ですね。

ポールの曲はレノンとちがって軽やかに人生をかける感じです。


ですが、ポールもジョンの影響もあって、
深い詩を書くことも、ままありました。

最後にそのポールの曲を歌詞付きで聴いて下さい!!!!

「エリナー・リグビー」

by hamaremix | 2016-01-31 22:16 | 本ーこれいいよ | Comments(0)
へへ、、新しいカテゴリーです。笑

本ーこれいいよ vol.1
「美人の日本語」山下景子/幻冬社


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これはどうゆう本かというと、
365個の美しい日本語が1ページにひと単語、
ページカウントはなく、1ページが日付になっていて、
4月1日から始まって3月31日で終わります。

日めくりカレンダーみたく、
1日1ページ、綺麗な言葉のその意味や使われ方を読み、
ははん〜んと、味わい深く理解するという本です。

月ごとに、文字印刷の色も変わり、楽しい。

たとえば3月31日のページには
「ありがとう」
の言葉が冠にあります。

そして解説には

奇跡に感謝!・・・・・・・
ありがとうは、「有り難し」が変化したものです。
「難し」は、難しいという意味ですから、
「有り難し」は「存在するのが難しい」・・・・
つまり、「めったにない」という意味です。

「これは、めったにないことだ」と、心から喜び、
尊ぶ言葉がありがとうなのですね。
(後略)


また、2月4日のページには
「冬萌(ふゆもえ)」です。

解説は
ささやかな芽生え・・・・・・
枯れ木のように見える幹や枝にも、よく見ると
もう新芽が用意されていることに気づくかもしれません。
冬の草の芽や木の芽がわづかに萌え出していることを
「冬萌」と呼ぶそうです。
(後略)



知らない言葉でも、文字の並びを見ているだけでも
楽しい気持ちになります。

満天星(どうだんつつじ)、桐の糸、風待月(かぜまちづき)、
涙雲(なみだぐも)、愛逢月(めであいづき)、空蝉(うつせみ)

なんて言葉が収められています。

言葉の宝石箱って感じですよ。



作者の山下景子さんのあとがきより・・・・・

日本語には、美しい言葉がたくさんあります。
言葉には、言霊といって、魂があると信じられました。
美しい言葉の切れ端を、たくさん心に集めるだけで、
魂が輝きだすかもしれませんね。
誰かに伝えたい言葉、自分の心にそっとしまっておきたい言葉、
みんなで味わいたい言葉・・・・・
そんな言の葉を、
ひとつずつあなたのもとにお届けします。



ほんと、美しい言葉をたくさん集めたこの本、
見ていると魂が輝きだします。

わたしは毎日見ているわけではありませんが、
時々、思いだしたように、ペイジを開いて、
楽しんでいます。


一家に一冊。笑

みなさんもどうですか・・・・・笑
by hamaremix | 2016-01-06 23:11 | 本ーこれいいよ | Comments(0)