頑張れマレーシア
カリド・アブバカルはあのマレーシア警察庁長官です。
金正男殺害事件のニュースを見ていて、
北朝鮮のおぞましい独裁政治のやりかたに、世界中が
釈然としない感情になり、また実際の殺し屋はだれなのかはっきりしないなか、
アブバカル長官の言葉は、実に明確で、
この事件に関して、はっきりと事実を解明してやるんだという態度が
彼の言動から滲みでていて、
頼れる感じがいいです。
人間的な品格も充分に感じられます。
こんな会見を最近の日本人から感じたことはないですね〜。
何でしょう、個でしっかり立って責任を負ってる感じが、
日本の官僚さんの答弁などでは絶対に聞くことのできない
強さを感じました。
マレーシアは北朝鮮と親密な関係であった関わらず、
今回の事件に関しては、
北朝鮮に逃げ込んだ大使の存在も明らかで、
事件として大使館員であろうと、
犯行に関わった人間をあらいだすのに
北朝鮮の政府の顔色など、
気にしていない態度が、すかっとします。
「北朝鮮は捜査に全く協力していない」
と明確に批判したり、
また北朝鮮から共同捜査を求められてもいますが記者から問われて、
「それはない」
などと、明言して、事件の真相を暴きだす態度を見せています。
今回の事件でマレーシアは相当に怒ったのでしょうね。
そんなマレーシアとカリド・アブバカル長官の動向に
頑張れーって思いながらニュースの見ています。