幻の観音
近鉄南大阪線、高鷲駅の次の駅が藤井寺で
もと近鉄バッファローズのフランチャイズ球場だった藤井寺球場がありました。
その跡地にはとても立派な私立の小学校が建っています。
いつの話?って感じですね、、、、笑
高鷲には親族の縁があってたまに行くことがあるのですが、
そこから先、藤井寺から先は、ま、行くことがありません。
が、葛井寺には国宝の「十一面千手千眼観音菩薩」があるのは知っていました。
一昨日、
それを目的にやっとお参りに行くことができました。
南にある大門。
柱の色彩がピンクに見えて、ちょっとビックリしました。
大門をくぐり、本堂を望む
さて葛井寺の「十一面千手千眼観音菩薩」ですが、
現存する千手観音のなかで最古のものだそうです。
そして特徴的なのは、千手観音といいつつ、
本当に千の手をもつ観音菩薩像は少ないのです。
しかし葛は井寺の「十一面千手千眼観音菩薩」は本当に千本の手があるのです。
そして実際には大手と言われる手が40本
小手が1001本あるのです。
さらにその手全てに眼があります。(描かれているのです。)
「手」に「目」があるのは「看」につながります。ほう、、、
観音さんの見落としのない「看護」の力が千本に象徴されているのですね。
実際に本堂の、ごあいさつした後、
ガラス越しでしたが、
「十一面千手千眼観音菩薩」さんを拝見しようとしますが、
お堂のなかが暗くて良く見えません。
ちょっと近寄って見るのですが、
全く気配すら感じません。
あれ、ひょっとして普段は人前には現れないのか??
近くにおられた住職さんに尋ねると、
「毎月18日に御開扉します。」とのことでした、、、
そう言えば、昔、そのようなことを記憶していたのを
朧げながら思いだしました。
ということで、
またいつか、、、来よう
ということになりました、、、、、、、、
西側から眺む本堂
西門から
「まいるより たのみをかくる ふじいでら
はなのうてなに むらさきのくも」
紫雲山 葛井寺 真言宗御室派でした。