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浜本隆司ブログ オーロラ・ドライブ

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浜本隆司のブログ

リラックス社会を

最近は活字に疲れて、お風呂では、
谷内六郎の「絵本歳時記(絵と文)」をのんびりと見ています。
まぁ、文字もありますが、見開きのページで完結してるので、
沢山読まなくてもいいんです。笑


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「こもれ陽のかくれんぼ」(1974.4.25)

樹木の間からもれる「こもれ陽」が樹々がゆれて動いています。
かくれたり出たり、それは「こもれ陽」のかくれんぼです。
といった絵の解説があって、
その後「こもれ陽」の余談があり、それが「目からウロコ」の内容でした。

それは
大昔から森間に住んで鹿の毛はハン点模様のまだらです。
あれは森の中の「こもれ陽」の中にいても解らなくしてある保護色だそうです。
という一文でした。

そうなんだ!あの可愛らしいバンビのハン点が保護色だったなんて!!
思いもよりませんでしたが、とっても納得できる話です。

へ〜〜、へーーーー、ってづっと感心しきりでした。笑


そして、いったい誰が、こもれ陽と同じようなハン点を
鹿に与えたのでしょうか?
いや、鹿自らが、そうなったのか??

この一種の擬態にまたしても、生命の不思議を感じました。

私がもし生物学者になれるんだったら、「擬態の謎」をやりたいです!!!



話がそれていまいましたが、
谷内六郎さんの絵はほんとリラックスできますよ。



リラックスといえば「あさが来た」です。

なんでこのドラマはこんなになごむんだろう、と考えてたんですが、

あさとシンジロウに、
様々な困難が起こるのですが、決して負けない明るい気持ちがあり、
マイナス感情をひきづらない。じめじめしないんですね〜。
やることはやるんですが、さっぱりした性格が、気持ちいいんですよね。

そしてなによりもあさとシンジロウの信頼感と愛が
このドラマを土台になっているので、
安心感がゆらがないんですね。

そして時代背景
この明治初頭の日本、全くもってゆったりとしてるんです。
それこそ携帯もスマホもインターネットもありません。
テレビもありません。ゲームもね。

人と人が直接ふれ合うのが当たり前で
きちんと人が対面し合う姿が懐かしいんですよね。

ちょっとことでも、ちゃんと自分の足で会いに行って、
報告や相談、お礼をお土産をもっていく、
一言の言葉の重みがあり、お互いの関係のも丁寧だった気がします。


情報も少ないので、不必要に他の人のことを知らなくてもいいんですよね、
この時代は。


そして、
今は、本当に私たちの生活のいたるところに、他者の目が行き届いていて、
大変です。

ひとりひとりの意見がすぐに社会に提示されるということでは
ネットの広がりはいいことだと思いますが、

なんでもかんでも、他者の生活にからんでいいというものではありません。

最近では
プロ野球のちょっとした選手間の楽しみなんかが、
とっても悪いことのように、あらゆるメディアで批判的に書かれたりします、
そんなことまで、わざわざ取り上げなくていいのではと思うのですが、
メディアではそれについて語る誰もが、最初から悪ありきで、
「不謹慎だ、一体どうゆうことなんでしょう。」などと、
人間性まで疑うような発言ばかりです。
もしそこで、擁護してしまえば、さらに揚げ足をとられてしまいますので。



この社会は、どんな些細な影にも光を当てて、
何かしら問題にしますね。

人間の社会なんだから、影は影として、
ほっておいた方が、当人にとてもお互いにとってもいいこともあります。

あるでしょう、だれでも影は。

でれでもあるような影を、凄い「悪」の様に騒ぎ立てるのは止めて欲しいですね。

その内、「誰か有名人が信号を無視して横断歩道を歩いてた」
とか、「正月に子供にお酒を与えた◯○さん」
などと、一切の法律違反を許さないみたいな怖い世界になってしまいますよ。

むかし、モンスター・ペアレントというわけのわからないことで学校にクレームを
つける親たちが話題になっていましたが、
今や社会のなかでも、買い物やお客の立場になったら
モンスターなことをいう輩が増えてるとききます。

それに日本社会はクレームに弱いです。
本当に弱いです。
お客さまに不愉快な思いをさせてはいけませんから、、、


私たちも簡単に書き込みなどできるネット社会、
他者のことを書くときは充分に配慮しないといけないと思います。


今は
誰もが新聞記者、雑誌記者、評論家、のように
見つけた悪はすぐ問題にするような、一億総監視者みたいな社会ですから、
私たちひとりひとりが注意しないといけません。


ネットでもお互いにゆるやかな関係であるべきです。


最後に谷内六郎さんの「絵本歳時記」からの一枚で
リラックスな締めくくりです。

釣り人が空き缶を釣ってしまい、
防波堤に映る波の光が笑ってるように見えたという内容の絵です。



「光が笑ってる」(1974.7.25)
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by hamaremix | 2016-03-16 21:39 | ライフ | Comments(0)