星・雪・兎・鹿
数多く放送されますが、
今年は京都が世界一の観光都市に選ばれたこともあり、
例年にもまして、日本をの素晴らしさを誇る番組が多い気がします。
戦後、そして高度経済成長期には
日本人は技術は高いけれど結局欧米のモノマネが上手い民族、
しかし生活レベルや文化レベルでは低いという
みたいな捉え方しかされてこなかったのですが、、
ネットの世界的普及によって、21世紀になり
漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ファッションの
サブカルーの広がりを突破口に
伝統的な日本文化へも関心が高まっているようですね。
私は思うのですが、
日本人は文化の面でもう海外から学ぶべきものはなくなってしまった
のではないかなぁと思うのです。
なので、日本人自身のなかにあるもの(歴史)を
もう一度見直してみよう、
という機運になっているのではないでしょうかね〜。
ポストカード・コレクション 22
懸崖飛泉図屏風(部分)丸山応挙 The Price Collection
プライス・コレクションでは曽我蕭白の雲龍図に度肝を抜かれた記憶が
まだ生々しく記憶残っていますが、
その時にみた円山応挙のこの穏やかな
屏風絵にも心を奪われました。
鹿と言えば
最近の日本人は鹿みたいな人ばかりだなぁって思っています。
現代の日本人は、極力他人と摩擦がおきないようにしてきているので、
喧嘩もできなくなってるような、、、
大人しい、、
鹿みたいな性格になってしまってるように感じます。
このままではいけないと思います。男として、、、
何らかの強さを備えていかないとね。
ポストカード・コレクション 23
雪中松に兎屏風(部分) 葛蛇玉(くす・じゃぎょく) The Price Collection
今年は
元旦夕方から、雪が降ってきましたね。
寒いのは苦手なんですが、
雪になってしまうと、もう寒さを忘れさせてくれる光景が
広がるので、意識が覚醒していきます。笑
葛蛇玉のこの雪中図にも
寒いけれど兎が、こどものようにはしゃいでいる姿が
描かれていて、ほほ笑ましい。
ポストカード・コレクション24
星の夜/リトグラフ 東山魁夷 香川県立東山魁夷せとうち美術館
東山魁夷せとうち美術館で買ったポストカード。
東山魁夷は現代の日本画家です。
故にヨーロッパ的といいますか、現代的なロマンティシズムが
加味された日本画を描いた画家です。
現代的なロマンティシズムというのは、
個人の自我が絵の中ににじみ出てしまいうことで、
感傷的な感慨や孤独感といったものでしょうか。
江戸時代までの絵には孤独感といったものはありません。
私はそれは嫌いではないのですが、
あまりにも感傷的すぎるものは遠慮します。