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浜本隆司ブログ オーロラ・ドライブ

hammererix.exblog.jp

浜本隆司のブログ

お茶とフェニックス

八十八夜です。
立春から数えて88日目。

この日を目安に農村の人は
苗代つくりや種やもみおろしなどの農作業を行ったそうです。

八十八という文字を組み合わせると
「米」になる、という出来すぎたエピソードは
有名みたいですね。



この日は茶摘みの最盛期でもあるそうです。

お茶といえば「宇治茶」ですが、
数あるお茶の中で、何故かくも「宇治茶」が有名なのか?
知ってますか?

私がこうゆう風に言う時は、
最近そのことを知ったからと思って下さい。笑


お茶というのは
その文字が表すように、「茶色」が当たり前。
でした。
お茶の葉というものはすぐ発酵してしまうので、
その発酵した茶葉を煎じたものが
茶色のお茶になるのですが、

宇治の永谷宗円さんが
今から270年前
茶葉を蒸すことで発酵を止めることに成功。
それを煎じると瑞々しい「緑色」のお茶になり、
新しいお茶として売り出した。

ということで、
日本で初めて、いや世界で初めて「緑茶」を作ったのが
宇治茶だったということで
有名になったのです。


ですが、京都では、
「お茶は茶色でしょう。」という保守的な街では
当初は売れなかったようで、
ならばと関東で売りにだしたら、
新しもの好きの江戸っ子に人気になり、

そこから、全国に広まっていったということでした。


ちゃん、雑学ですね。笑



宇治といえば、
宇治平等院がリニューアルしたというニュースを既に
流れてきています。

創建当時の外観と阿弥陀如来がおわす、◯◯堂の
沢山の天女が空を舞うその内部が
あらん限りの時代考証のすえに際限されたそうです。

お茶とフェニックス_d0218056_6212376.jpg



新しい瓦屋根に黄金のフェニックス。

これがどのように青空に映えているのか、、

期待が膨らんでいます。



この平等院というのは、平安時代のお寺のなかでは
特別に日本人に意味深いようですね。

10 硬貨の平等院
1万円札の裏の鳳凰が使われています。

「平等」という考えが現代に合うってことですか?
極楽浄土の再現に日本人がロマンを感じてきたからでしょうか?
平安期の奈良の建造物は応仁の乱によって
ほぼ消失してしまっているので、
その時代的な価値がたぶん一番高いのだと思われます。

いや、これは素人の意見ですが、、
また、おとずれるまでに考えておきます。



ではでは、
全く、突然ですが、、

素敵なゴールデンウィークをお過ごし下さい。


チャオ035.gif

by hamaremix | 2014-05-03 06:35 | 日本の美 | Comments(0)

by hamaremix