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浜本隆司ブログ オーロラ・ドライブ

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浜本隆司のブログ

ニホンオオカミ

土曜日はクロッキーの授業で天王寺動物園へ行きました。

普段は教室で自分たちがモデルになって描き合っています。
それも8分ほどの静止のポーズなので、
動物達のように動きまわる相手を描くのは
みんな大変だったようです。

「描けな〜い、、(汗)」

と多くの生徒が悔やんでいました。
無理もありません。

精密に描くのではなく、
動物達の骨格を意識して大きな身体の流れを描くことだけでもいいのですが、
それも、かなりのクロッキーの数をこなしていないと
難しいものだからです。



私は見回りながら、
印象に残った動物達を撮影しました。

カワウソはいませんでした。

そのいくつかを貼っておきます。


まづはこいつ、

ハイラックスと言います。
カピバラの親戚か?
ニホンオオカミ_d0218056_20253699.jpg

可愛いです。


虎が大きなエリアに居ました。
スリムなボディが美しかったですが、
その足の太さを知って改めて吃驚しました。
ニホンオオカミ_d0218056_20273035.jpg



この画像、大きくして見ると

なんともおかしな表情をしていたので、
そのアップを見てやって下さい。

目が、漫画みたいです。笑

ニホンオオカミ_d0218056_20293582.jpg


牙はやはり怖い。




私にとって一番見応えがあったのが
オオカミの種のコーナーでした。

ニホンオオカミ_d0218056_20311944.jpg


群れで飼われていて、
精神的に安定してる様子が分かって良かったのと、
やはり威厳のある佇まいで
素晴らしい種であるなぁと感じました。

目が合うとさすがにブルっとしてしまいました。
ニホンオオカミ_d0218056_20351989.jpg


ニホンオオカミ_d0218056_20354759.jpg



男っぽくて
かっこいいです。


でも、
こんなポーズはほぼ犬ですねぇ〜。
ニホンオオカミ_d0218056_20411037.jpg



高いところも好きみたいです。
ニホンオオカミ_d0218056_2042395.jpg





種は違いますが、
日本にもオオカミは居たのですよね。
そのことを考えました。

こんな逞しく強そうな種がなぜ絶滅してしまたのか、
遠吠えはどんな風に聞こえたのか、
オオカミが居なくなって、私たちは何を失ったのか、、、

などなど。



で、少し調べてみました。(主にウィキペディアより)


日本に居たオオカミは

ニホンオオカミ(日本狼、英語: Japanese Wolf、Canis lupus hodophilax)と言われ、
日本の本州、四国、九州に生息していたそうです。

1905年(明治38年)1月23日に、奈良県東吉野村鷲家口で捕獲された若いオス
(後に標本となり現存する)が確実な最後の生息情報、とされる。そうです。

おおよそ100年前に居なくなってしまったのです。
武士が居なくなってオオカミも居なくなったのでしょう。



その「ニホンオオカミ」という呼び名は、明治になって現れたものだそうです。
日本では古来から、
ヤマイヌ(豺、山犬)、オオカミ(狼)
と呼ばれるイヌ科の野生動物がいるとされていて、
説話や絵画などに登場していて、
これらは、同じものとされることもあったが、江戸時代ごろから、
別であると明記された文献も現れた。

ヤマイヌは小さくオオカミは大きい、
オオカミは信仰の対象となったがヤマイヌはならなかった、
などの違いがあったそうです。


日本の狼に関する記録を集成した平岩米吉 の著作によると、
狼が山間のみならず家屋にも侵入して人を襲った記録が頻々と現れる。そうです。

また北越地方の生活史を記した北越雪譜や、
富山・飛騨地方の古文書にも狼害について具体的な記述が現れている。

奥多摩の武蔵御嶽神社や秩父の三峯神社を中心とする中部・関東山間部など
日本では魔除けや憑き物落とし、
獣害除けなどの霊験をもつ狼信仰が存在する。
各地の神社に祭られている犬神や大口の真神
(おおくちのまかみ、または、おおぐちのまがみ)
についてもニホンオオカミであるとされる。

これは、
山間部を中心とする農村では日常的な獣害が存在し、
食害を引き起こす野生動物を食べるオオカミが神聖視されたことに由来する。

そして、絶滅の原因ですが、、

ニホンオオカミ絶滅の原因については確定していないが、
おおむね狂犬病やジステンパー(明治後には西洋犬の導入に伴い流行)など
家畜伝染病と人為的な駆除、
開発による餌資源の減少や生息地の分断などの要因が
複合したものであると考えられている。そうです。


しかし、日本ではまだ絶滅していないと考えてる人もいて、
その調査を続けているそうです。

ニホンオオカミが絶滅したことで、
天敵がいなくなったイノシシ・ニホンジカ・ニホンザル等の
野生動物が大繁殖することとなり、人間や農作物に留まらず
森林や生態系にまで大きな被害を与えるようになったらしいです。





ニホンオオカミの剥製が数体残されているらしです。

そのひとつが
和歌山県立自然博物館にあるそうで、
それがこれです。

ニホンオオカミ_d0218056_2111820.jpg



日本人に似ていますよね。


そうゆうのは風土と関係あるのでは、、と思いました。

柴犬も日本人に似ています。


by hamaremix | 2013-11-17 21:28 | ライフ | Comments(0)

by hamaremix